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エコ活のヒント(広がるフードバンク)

広がるフードバンク

 
日本で貧困生活を送っている人は約2千万人いて、約230万人は満足に食事をとれていないと見られる。一方で、まだ食べられる食品が大量に捨てられている。二つをうまく結びつけられないか。そう考える人たちによって、国内外でフードバンク活動が広がっている。
 
国内最大のフードバンクは、東京のセカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)だ。企業などから提供された食品を福祉施設などに届ける活動が中心だが、個人から提供された食品を貧困世帯などに届ける「フードドライブ」も手がける。毎週土曜には、上野公園で路上生活者向けに炊き出しをしている。
 
特定非営利活動法人として活動を始めた2002年当初、食品を提供してくれる企業、団体はわずか二つだったが、現在は949になった。昨年の取扱量は2千tに上る。
 しかし、マクジルトン・チャールズ理事長は「フードバンクは食品ロスの解決策ではない」と言う。目的はフードセーフティーネットの構築とフードライフラインの強化で、廃棄物の削減ではないというのだ。日本の貧困率は上がる傾向にあり、災害などで食品の流通が止まるリスクも高まっている。
 
食べるものがない時、緊急支援を受けられる場所は、ニューヨークに1100カ所、香港に520カ所あるが、東京には40〜50カ所しかない。食料は十分あるのに、満足に食べられない人が大勢いるというのが、日本と世界の現状だ。
 
昨年11月には、全国フードバンク推進協議会も設立された。現在、7団体が参加している。国や自治体の支援があれば、安全で安心な社会が、さらにもう少し、近づくような気がする。

朝日新聞編集委員 石井 徹


2HJのマクジルトン理事長



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