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エコ活のヒント(象牙密輸は テロにつながっている)

象牙密輸は テロにつながっている

 
「開運印鑑」の価値が昔から分からない。印鑑で金持ちになれるのなら、世界の長者番付に、なんでこんなに印鑑を使わない国の人が多いのだろう、と思っていた。
 
印鑑の中でもとりわけ高級品が象牙製だ。多くの人にとって象牙でなじみがあるのは印鑑だろう。根付を使っている人はほとんど見たことがないし、工芸品はマニアの世界だ。その象牙について、野生動植物の取引に関するワシントン条約の締約国会議が10月、密猟や違法取引につながる国内市場の閉鎖を求める決議を採択した。1970年代に100万以上頭いたアフリカ大陸のゾウは、現在約35万頭。この7年に約3割減ったという。
 
中国に次ぐ世界2位の国内市場を抱えている日本は、「日本の国内市場は適切に管理されており、閉鎖の対象には含まれない」との立場だ。だが、本当にそうなのだろうか。警察による摘発が後を絶たず、NGOの覆面調査では違法取引の実態も明らかになっている。そもそも国内にどのくらいの在庫があるのか正確には分かっていないのに、胸を張れる状態なのか。
 
アフリカゾウ減少の最大の要因は、「象牙密輸大国」と非難されてきた中国市場だろう。だが、その中国は、国内市場の閉鎖を宣言している。象牙の密輸はテロ組織の資金源になっている可能性があり、昨年9月の米中首脳会談で閉鎖に合意したのだ。2020年の東京五輪に向けて、テロ対策や安全保障に力を入れる日本政府としても、「関係ない」と放つておくわけにはいくまい。
 
余談だが、町工場をやっていた父が生前、象牙の印鑑を作ってきたことがあった。たしかにうれしそうではあったが、その後、金回りがよくなったとは、ついぞ聞かなかった。

朝日新聞編集委員 石井 徹


草原を歩くアフリカゾウ
=2016年2月、ケニア・アセンボリ



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