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なるほどサイエンス(AI社会、どう生きよう)

AI社会、どう生きよう

 
世の中、AI(人工知能)の話題に事欠きません。この4月、そのAIの「実演」に接する機会がありました。
 
主役は音声自動翻訳アプリ「ボイストラ」。現在、31言語の翻訳ができ、17言語は音声での入出力が可能です。日英会話なら日本語を聞き取ると、たちどころに英訳して、音声で出力してくれます。
 
開発に携わる国立研究開発法人情報通信研究機構の隅田英一郎フェローによると、ボイストラは原文と訳文とをまるごと、ひたすら覚え込みます。覚えたデータが多くなるほど、なめらかな訳を出力できるようになるそうです。
 
日本で音声自動翻訳の研究開発が始まったのは32年前。ずっと「使いものにならない」と言われてきました。ところが、膨大なデジタルデータの蓄積(ビッグデータ)とコンピューターの進化で、2年ほど前から状況は一変。翻訳の精度は飛躍的に向上しました。
 
その実力はTOEICで900点以上。「大部分の日本人は勝てません」と隅田さん。眠らず、食事もせず、学習するAI。勝つのは容易ではありません。
 
それでも限界はあります。たとえば文学作品の翻訳。シェークスピアの「ハムレット」の有名なくだり「To be, or not to be」を小説家の坪内逍遥は「世に在る、世に在らぬ」、評論家の福田恒存は「生か、死か」と訳しました。では、AIは?「そこは聖域。人間の方々に任せます」と隅田さん。
 
これから、多くの仕事がAIに取って代わられるでしょう。「人間の仕事とは何か」。真剣に考えなくてはなりません。

朝日新聞編集委員 上田 俊英



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