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なるほどサイエンス(雑穀を食べてみませんか)

雑穀を食べてみませんか

 
最近、家で雑穀をよく食べます。岩手県の雑穀屋で買ってきたヒエ、イナキビに「十五穀米」。米と炊き込んで、味や食感の違いを楽しんでいます。
 
穀物は人にとって文字通り主食。このうち生産量が圧倒的に多い米、小麦、トウモロコシが「世界三大穀物」で、残りはまとめて雑穀と呼ばれます。
 
古来、日本人になじみ深い雑穀はアワ、ヒエ、キビで、収穫量は1900年には計42万tもありました。それが食の近代化で激減し、2016年にはわずか314t(北海道を除く)。
 
残念なのは近年、栄養面などから雑穀が見直され、アワ、ヒエ、キビだけで毎年計9千d前後も輸入している一方、自給率が3%台に低迷していることです。
 
大きな理由は、栽培に手間がかかることです。食の近代化から取り残された雑穀は、農業の近代化からも取り残されました。雑穀には専用の農業機械も除草剤もありません。三大穀物は昨年の小麦を最後にゲノム(全遺伝情報)解読が完了し、品種改良などへの応用が期待されていますが、雑穀はそんな最先端科学とも無縁です。
 
ただ、歴史は多様な食の大切さを教えてくれます。日本ではかつて白米偏食によるビタミンB1不足で脚気が多発。旧内務省の資料によると、ピークの1923年には2万7000人近くがこの病気で命を落としました。小麦食品の摂食過多も「セリアック病」という腸炎などを引き起こすそうです。
 
そんな偏食を戒めつつ、みなさんも雑穀を食べてみませんか。

朝日新聞編集委員 上田 俊英



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