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なるほどサイエンス(それはあいまいな存在)

それはあいまいな存在

 
科学はさまざまな自然現象のなかから法則性をみつけ、自然を理解する学問です。そして人類は古来、科学を探究し、驚くべき成果をあげてきました。

イギリスの科学者ニュートンらを源流とする物理学は物体の運動について法則性を見いだし、人類は1969年、ついに月面にまで降り立ちます。

ドイツの細菌学者コッホが1876年に炭疽という病気の原因となる細菌を発見したことで、人類は初めて病原菌という「敵」の存在を知り、以後、医学は革命的に進歩しました。
 
しかし、科学が導き出す解答は、実はたいていは確率的で、あいまいです。「えっ?」。そう驚かないでください。
 
私たちの身近にある科学は、いくつもの自然現象が複雑に絡み合っています。病気、地震、原発??。そんな複雑な世界では、科学は厳密な答えなど与えてくれません。「これくらいの確率で、こうなる」と教えてくれるだけです。
 
たとえば病気の治療薬。人には個性があり、体質も異なるのだから、人によって効き方が違う方が自然です。実際、効く確率が高い「いい薬」はあっても「絶対に効く薬」はありません。
 
インフルエンザのワクチンにしても、発病を防ぐ割合は、6歳未満の子どもで6割程度とされています。
 
とはいえ、科学が導き出す確率は、自分の行動を決める重要な判断材料になります。「で、どうすれば……」。いえ、みなさん、きっとすでにやっています。天気予報の「降水確率」をみて、傘をもっていくかどうか、決めていませんか。

朝日新聞編集委員 上田 俊英



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